金沢百万石まつり2026:前田利家の城下町を彩る武者行列・薪能・花火(6月6〜8日)

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2026年5月12日

1583年、若き武将・前田利家が金沢城の門をくぐり、加賀百万石の礎を築いた。米の生産高百万石――当時としては途方もない富を誇るこの地で、毎年6月に繰り広げられるのが北陸最大級の祭典「金沢百万石まつり」だ。

祭りは3日間にわたるが、最大の見どころは土曜午後の「百万石行列」。数百人の参加者が武者や前田家の姫君、旗持ちの家臣に扮し、金沢城公園から片町・香林坊の繁華街を練り歩き、利家公を祀る尾山神社へ向かう。最前列を確保したいなら、百万石通り沿いに午前中から場所取りを。地元の人たちは早くからスタンバイしている。

金曜の夜は金沢城内で「薪能」が催される。篝火に照らされた五十間長屋の白壁を背景に、面をつけた能楽師が舞う光景は幽玄そのもの。無料だが場所は早い者勝ち。1時間前には到着して、敷物を持参しよう。

土曜夜は花火の出番。浅野川上空に打ち上がる花火が城壁を照らし、主計町の木造茶屋街の川沿いから眺める景色は格別だ。日曜は町内パレードや太鼓演奏、城門から近江町市場まで続く屋台で締めくくる。

祭りの先へ

金沢は滞在するほど魅力が深まる街だ。城の隣にある兼六園は日本三名園のひとつ。6月初旬は花菖蒲が水辺を紫に染め、楓は鮮やかな緑に輝く。東へ10分歩けばひがし茶屋街。1820年代の木造茶屋が今も抹茶や金箔スイーツを供している。反対方向へ10分で長町武家屋敷跡。土塀と細い路地が時を止めたように佇む。

趣を変えるなら、兼六園から徒歩5分の金沢21世紀美術館へ。レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」は、ガラスの底から水面を見上げる不思議な体験。年齢を問わず楽しめる。

実用ガイド

アクセス: 北陸新幹線で東京駅から金沢駅まで約2時間半。大阪・京都からは特急サンダーバードで約2時間半。

市内移動: 主要観光地は徒歩圏内だが、城下まち金沢周遊バス(1回200円、1日フリー券600円)も便利。祭り期間中はバスが混み合うので、歩いた方が早いことも。

宿泊: 百万石まつりは金沢最大のイベント。ホテルは数週間前から埋まるので早めの予約を。片町エリアは飲食街に近く、駅前は交通の便が良い。

グルメ: 近江町市場の海鮮丼は必食。地元の郷土料理「治部煮」は鴨肉を小麦粉でとろみをつけた煮物で、しみじみ旨い。ひがし茶屋街の金箔ソフトクリームも定番。

天気: 6月初旬は梅雨入りの時期と重なることが多い。折りたたみ傘と防水の靴を。雨の兼六園は息をのむほど美しい。

Image: 金沢城(石川県), CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

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