さっぽろオータムフェスト2026:大通公園で味わう北海道グルメの祭典(9月〜10月)

hokkaido

2026年8月22日

北海道の短い夏が終わり、澄んだ秋の空気が街を包み始める9月。札幌の中心部を東西に貫く大通公園の約1.5キロメートルに、300を超える飲食ブースが立ち並び、焼きホタテやジンギスカンの香ばしい煙が秋風に乗って漂い始めます。200万人以上が訪れる北海道最大の食の祭典「さっぽろオータムフェスト」の開幕です。

2008年に「北海道・札幌の食」をテーマに始まったこのイベントは、約20年の歴史を重ね、今や全国的に知られる秋の風物詩となりました。例年9月中旬から10月上旬までの約3週間にわたって開催され、2026年も同様のスケジュールが予定されています。営業時間は毎日10時から20時30分(ラストオーダー20時)です。

7つのエリア、7つの味の世界

オータムフェストの魅力は、大通公園を7つのテーマ別エリアに分けた構成にあります。

4丁目:ウェルカムプラザ — 会場マップやパンフレットをもらい、まずは全体を把握。旬のおすすめ情報もここでチェックできます。

5丁目:北海道小麦とご当地グルメ「バクバクパーク」 — 日本有数の小麦産地・北海道の実力を堪能するエリア。各地のラーメン、焼きたてパン、パスタなど、小麦を活かした料理が勢ぞろいします。

6丁目:フード&ミュージックフェスティバルスペース — ステージでのライブ演奏を聴きながら食事を楽しめるエリア。地元バンドやジャズ、フォークなど多彩な音楽が食事のBGMに。

7丁目:北海道お酒&バーエリア — 近年急成長中の北海道ワイン、地元マイクロブルワリーのクラフトビール、そして北海道ウイスキーまで。厳選されたおつまみと一緒に味わえる大人のエリアです。

8丁目:地域特産品ショーケース — 北海道各市町村が自慢の一品を持ち寄るエリア。知られざる燻製チーズ、鹿肉シチュー、漁村秘伝のウニの食べ方など、ここでしか出会えない味が待っています。

10丁目:肉×野菜×アウトドアダイニング — ジンギスカンのドーム型グリルが並び、北海道産プレミアム牛ステーキが焼き上がり、近郊農家の新鮮野菜が彩りを添える、肉好きにはたまらないエリアです。

11丁目:プレシャステーブル — 日替わりのゲストシェフが特別メニューを提供する最も洗練されたエリア。秋の北海道食材を使ったコース仕立ての料理を堪能できます。

必食リスト:これだけは外せない

北海道は日本の農業生産量の約4分の1を占め、オータムフェストはその豊かさを余すことなく披露します。殻付きホタテのバター醤油焼き、丼に盛られた新鮮なウニ、オホーツク海のカニ脚、そしてあらゆる調理法で提供されるサーモン。秋はいくら(鮭の卵)の旬で、つやつやと輝くいくらがご飯の上に乗った丼は会場の至るところで見つかります。

ジンギスカンは札幌のソウルフードとも言える存在。オータムフェストでは複数のブースが競い合い、りんごベースの甘めからにんにく味噌の濃厚なものまで、各店自慢のタレで味わう柔らかなラム肉を堪能できます。スープカレーも秋バージョンとして、かぼちゃ、さつまいも、きのこなどが加わった特別メニューが登場します。

甘いもの好きには、北海道の乳製品を使ったデザートが待っています。地元牧場の牛乳で作ったソフトクリーム、チーズケーキ、シュークリームは、食事の締めくくりにぴったりです。

上手に楽しむための実践アドバイス

平日のランチタイム(11時〜13時)は比較的空いていますが、週末の夕方は最も賑わう一方で行列も長くなります。おすすめは平日の14時〜16時頃。適度な混雑で、メニューも豊富に残っている絶妙なタイミングです。

現金を多めに用意しましょう。電子決済対応のブースも増えていますが、小規模な出店は現金のみの場合が多いです。近くのコンビニ(大通沿いのセブンイレブンやローソン)や地下街のATMを活用してください。

服装は重ね着がおすすめです。9月の札幌は日中18〜20度前後ですが、夕方には12〜14度まで下がることも。屋外での食事を快適に楽しむために、薄手のジャケットは必須です。

空腹で来場し、ペース配分を心がけましょう。300ものブースがあるため、一度にすべて食べ尽くそうとせず、友人とシェアしたり、日を変えて複数回訪れるのが上手な楽しみ方です。

アクセス

大通公園は札幌中心部を貫き、地下鉄大通駅(南北線・東西線・東豊線の3路線)が最寄りです。新千歳空港からはJR快速エアポートで札幌駅まで約37分、そこから地下鉄で1駅。1時間以内に会場に到着できます。

車でのアクセスは、中心部の駐車場が限られており料金も高いため、公共交通機関やパークアンドライドの利用を強くおすすめします。

フェスト以外の秋の札幌

オータムフェストだけでも訪れる価値は十分ですが、9月・10月の札幌にはまだまだ見どころがあります。豊平川沿いや円山公園では9月下旬から紅葉が始まり、美しいウォーキングルートとなります。大通公園の東端にあるさっぽろテレビ塔の展望台からは、眼下のフェスト会場と遠くの山々を一望でき、遠くの峰にはシーズン初の雪が見えることも。

札幌駅から徒歩圏内の北海道大学キャンパスは、10月下旬にはイチョウ並木が見事な黄金色に染まることで有名です。中心部からバスで約50分の定山渓温泉は、10月中旬以降、燃えるような紅葉に囲まれた露天風呂を楽しめます。

ビール好きなら、サッポロガーデンパーク内のサッポロビール博物館もお忘れなく。日本最古のビールブランドの歴史を学びながら、ここでしか飲めない限定醸造ビールのテイスティングが楽しめます。

Image: Sapporo Autumn Fest 2019, CC BY 2.0, by MIKI Yoshihito, via Wikimedia Commons

掲載スポット

大通公園札幌市

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