年に2回、上野公園の広い遊歩道が日本陶磁器の野外ギャラリーに変わる。佐賀の物産とチャリティー 全国大陶器市は2026年5月21日から26日まで開催され、ケヤキ並木の下に数百の出店が並ぶ。
この市の原点は佐賀県有田。1600年代初頭から窯に火を入れ続けてきた日本磁器発祥の地だ。しかし今では佐賀の枠を大きく超え、美濃焼(岐阜)、信楽焼(滋賀)、益子焼(栃木)、波佐見焼(長崎)など全国の窯元が一堂に会する。
見どころ
品揃えは驚くほど幅広い。名のある作家による美術館級の茶碗や酒器(3万円以上するものも)から、日常使いの飯碗・皿・マグカップが300〜1,000円で山積みになるコーナーまで。デパートで買うよりずっとお得だ。
産地にこだわる人には、窯元から直接購入できる貴重な機会でもある。出店者自身が陶芸家であることも多く、土や釉薬、焼成技法について丁寧に教えてくれる。有田の繊細な染付と、信楽の素朴な灰釉、益子の力強い造形が隣り合わせに並ぶ——日本の陶芸美学の全スペクトルを一度に体感できる。
陶器以外にも佐賀の物産コーナーがあり、嬉野茶や佐賀牛ジャーキー、海苔、地元のお菓子なども手に入る。
お買い物のコツ
丈夫なバッグを持参。 陶器は重い。トートバッグやリュックがあると巡りやすい。
品揃えなら朝、お買い得は最終日。 開場(10:00頃)直後が選択肢最多。最終日の5月26日は、在庫を持ち帰りたくない窯元が値引きすることも。ただし人気商品は先になくなる。
B品コーナーを狙え。 小さな釉薬の気泡や色ムラなどわずかな難ありの品が大幅割引で並ぶ。使用には全く問題なく、見分けがつかないことも多い。
現金が便利。 キャッシュレス対応も増えているが、現金が最も確実で速い。
上野エリアを満喫
会場が上野公園なので、周辺の見どころも豊富。東京国立博物館、国立西洋美術館、上野動物園は徒歩圏内。公園のすぐ外にあるアメ横商店街は食べ歩きと掘り出し物探しに最適。
週末に訪れるなら、大江戸ビール祭り(5月20〜31日)と組み合わせて、昼は手作り陶器、夜はクラフトビールという一日はいかが。
日程: 2026年5月21日〜26日 時間: おおむね10:00〜17:00 場所: 東京都台東区・上野恩賜公園 アクセス: JR上野駅公園口、または東京メトロ上野駅7番出口から徒歩3分 料金: 入場無料