日本民家園で江戸の暮らしへタイムスリップ:新宿から30分の古民家日帰り旅(2026年9月下旬)

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2026年9月10日

新宿から小田急線でおよそ20分。向ヶ丘遊園駅から生田緑地の緑の丘を登っていくと、木々の間から茅葺き屋根が現れ、囲炉裏の煙の匂いが漂ってきます。ここは川崎市の「日本民家園」。江戸時代を中心とした古民家が約25棟、日本各地から移築されて山あいの村のように立ち並ぶ、日本を代表する野外博物館です。暑さがようやく落ち着く9月下旬は散策に最高の季節で、2026年9月26日(土)・27日(日)には体験イベントが集中する充実の週末がやってきます。

日本民家園とは

開園は1967年。取り壊しの危機にあった伝統建築を全国から救い出し、部材ごとに解体してこの丘に再建したのが日本民家園です。国の重要文化財を含む建物には、白川郷・五箇山地方の合掌造り、商家、水車小屋、村の神社、さらに四国から移築された歌舞伎舞台まで揃います。多くの建物は靴を脱いで上がることができ、囲炉裏には今もボランティアの手で火が入れられ、茅葺きを煙で燻して守るという昔ながらの営みが続いています。「展示を見る」のではなく「暮らしの中に入る」感覚が、この園の何よりの魅力です。

園内は緩やかな坂道で、一周じっくり歩くと2〜3時間。園の奥にある合掌造りの建物の中では蕎麦処が営業しており、煤で黒光りする太い梁の下でいただく蕎麦は格別です。週末は混み合うので昼前の入店がおすすめ。

2026年9月26日・27日のイベント

  • 古民家めぐり(暮らし):26日(土)はボランティアガイドと巡る「暮らし」編。炊事、寝所、暖のとり方など、家々に刻まれた生活の知恵を解説してくれます。
  • 藍染めワークショップ「初めての型染め」:26日(土)、園内の伝統工芸館にて。本藍の甕で自分だけの一枚を染める初心者向け講座です。定員が少ないため、事前に公式サイトで申込方法を確認してください。
  • 古民家めぐり(建築):27日(日)は「建築」編。小屋組みや継手など、地域によって異なる民家の構造をじっくり観察できます。
  • ベーゴマ大会「第35回民家園杯」:27日(日)開催。昭和の子どもたちを熱狂させたベーゴマの真剣勝負は見ているだけでも楽しく、初心者向けの手ほどきもあります。

開催時間や当日受付・事前予約の有無は、お出かけ前に民家園の公式サイトでご確認を。

生田緑地で一日遊ぶ

民家園のある生田緑地には、世界最高水準のプラネタリウムを備えた「かわさき宙と緑の科学館」、岡本太郎美術館があり、登戸からバスですぐの藤子・F・不二雄ミュージアム(日時指定チケット制)と組み合わせれば、家族でも一日たっぷり楽しめます。午前は古民家、午後はドラえもん、という欲張りコースも十分可能です。

実用情報

  • アクセス:小田急線・向ヶ丘遊園駅から徒歩12〜15分(新宿から急行で約20分)
  • 開園時間:おおむね9:30〜17:00(冬季短縮)、月曜・年末年始休園
  • 入園料:一般500円程度、学生・子どもは割引あり。体験講座は別途材料費がかかる場合があります
  • ヒント:丘の上は市街地より涼しいので薄手の羽織りものを一枚。静けさを求めるなら平日、イベント目当てなら9月26日・27日の週末へ。

囲炉裏の煙、ベーゴマの音、藍の香り。紅葉より一足早い「秋のはじまり」を、茅葺き屋根の下で過ごしてみませんか。


Image: Kawasaki Nihon Minkaen by Kakidai, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

掲載スポット

川崎市立日本民家園川崎市

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