日本の花火シーズンといえば7月・8月をイメージする方が多いでしょう。でも通な旅行者は知っています。最高の花火はもっと早い時期にもあることを。2026年5月30日、同じ夜に2つの花火大会が開催され、一足早い夏の予告編を届けてくれます。
第48回 足立の花火 | HANABI MAGIC 富士 2026春
足立の花火:東京で最も早い大花火
足立の花火は、東京で最も早く開催される大規模花火大会として特別な存在です。第48回を迎える今年も、足立区の荒川河川敷の空に約15,000発の花火が約1時間にわたって打ち上がります。
足立の魅力は「近さ」。7月の隅田川花火大会が100万人以上を集めるのに対し、足立は多くの観客が訪れつつも比較的ゆとりがあります。河川敷にブルーシートを広げ、コンビニで買ったビールを開け、真上に炸裂する花火を眺める。胸に響く振動を感じるほどの迫力です。
アクセス: メイン観覧エリアは東武大師線・西新井大師西駅、またはつくばエクスプレス・五反野駅近くの荒川河川敷。開始(通常19:30)の90分前には到着を。終了後の電車は混雑するので、1〜2駅先まで歩くと比較的空いたホームから乗れます。
ヒント: レジャーシート、お菓子、飲み物を持参しましょう。夏の大花火に比べて露店は少なめなので事前にコンビニで調達を。5月末の川辺の夜は想像以上に涼しいことがあるので、薄手の上着も忘れずに。
HANABI MAGIC 富士:花火とアートの融合
東京からバスで約2時間の河口湖で開催されるHANABI MAGICは、従来の花火大会とは一線を画す「花火×アート」の体験です。富士山を背景に、音楽に合わせて花火がシンクロして打ち上がります。
ドラマチックなサウンドトラックに合わせた花火の連続、レーザー演出、時にはドローン編隊飛行も。花火大会というよりコンサートのような感覚です。湖面に映る花火が視覚効果を倍増させます。
アクセス: 新宿高速バスターミナルから河口湖駅まで約2時間。会場は駅からタクシーまたは徒歩圏内。足立の花火と同じ夜にハシゴすることは技術的には可能ですが、かなりタイト。多くの方はどちらか一方を選ぶか、河口湖に一泊して翌日に富士五湖エリアを楽しむのがおすすめです。
ヒント: 湖畔は標高があり、夜になると気温がかなり下がります。日中は東京で夏日だったとしても、暖かい上着を。事前購入の指定席があれば、最高の眺望と場所が保証されるのでおすすめです。
どちらを選ぶ?
東京都心にいて、日本の典型的な河川敷花火を体験したいなら足立へ。ビール片手に浴衣姿の地元の人に囲まれ、頭上に花火が咲く——無料で観られ、アクセスも簡単、純粋な夏の郷愁が味わえます。
遠出しても映画のような体験がしたいなら、河口湖のHANABI MAGICを。花火×音楽×富士山の組み合わせは一生モノの光景です。富士五湖エリアの旅行を計画しているなら最適です。
週末プラン
両イベントとも土曜日なので、花火を軸に5月末の週末を組み立てられます。
- 金曜日: 東京着。浅草や渋谷を散策。翌日用のお菓子と飲み物を調達。
- 土曜・昼: 足立派なら上野公園や谷中の下町散歩。河口湖派なら午前のバスで移動し、午後は河口湖散策や富士山ビューのハイキング。
- 土曜・夜: 花火!
- 日曜日: 東京なら下北沢でのんびりブランチ。河口湖なら忍野八海の湧水の里を訪れてから帰路へ。
5月末の花火はほとんどの観光客のレーダーに引っかかりません。だからこそ特別なのです。少ない人出、涼しい気温、そしてほんの少し早く夏を掴むワクワク感。
Image: 東京の花火, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons