春から秋まで途切れることなく毎晩花火が上がる場所が、日本に一か所だけあります。北海道南部のカルデラ湖・洞爺湖です。「第45回洞爺湖ロングラン花火大会」は2026年4月28日から10月31日まで、186日間連続して開催。日本最長の花火イベントとして知られ、今年で45回目を迎えます。
洞爺湖は古い火山噴火口が湖になったカルデラ湖で、ほぼ完全な円形をしています。中央に浮かぶ中島、南岸にそびえる有珠山、平静な湖面が重なり合い、花火を打ち上げる天然の円形劇場を形成しています。毎晩20時45分、洞爺湖温泉沖合の台船から花火が打ち上げられ、約20分間の幻想的な光景が湖上に広がります。
見どころ
夜の遊歩道から眺める花火は、静かな湖面に映り込み、二重の光景を生み出します。洞爺湖温泉の旅館に宿泊するなら湖向きの部屋を選ぶと、お風呂上がりに窓から花火を楽しめます。ゴールデンウィークなどの特別な日には450発から増量され、音楽に合わせたテーマショーも行われます。
アクセス
札幌から特急でJR洞爺駅へ約2時間、洞爺駅からはバスまたはタクシーで約15分。JRパス利用可能。マイカーの場合は道央自動車道・虻田洞爺湖ICから約5分です。遊歩道からの観覧は無料。プレミアム観覧席や観光船は別途料金が必要です。
昼間の過ごし方:有珠山・昭和新山
有珠山ロープウェイ — 6分で火口展望台へ。2000年噴火で生まれた新火口や、洞爺湖・昭和新山・太平洋の大パノラマが広がります。
昭和新山 — 第二次世界大戦中に麦畑から突然隆起した溶岩ドーム。隆起の様子を克明にスケッチで記録した地元郵便局長の話でも有名です。山裾まで近づくと地面の熱気を感じられます。
中島遊覧船 — 湖の中央に浮かぶ中島への定期船。エゾシカが生息する自然林を散策できます(所要約2時間)。午前便が野生動物との遭遇率が高いです。
温泉滞在
洞爺湖温泉の旅館は湖の眺めと湯質を競い合っています。塩化物泉は肌にやさしく長湯向き。花火後の温泉街は静かで、ゴールデンウィークの京都や東京の喧騒とは別世界です。GW期間中は3〜4週間前の予約がおすすめ。日帰り入浴(¥1,000〜1,500)を提供する旅館もあるため、宿泊なしでも温泉と花火を楽しめます。
基本情報
- 打ち上げ時刻:毎晩20:45(荒天中止)
- 開催期間:2026年4月28日〜10月31日
- 入場料:遊歩道からの観覧は無料
- アクセス:JR洞爺駅よりバスまたはタクシーで約15分
イベント: https://matsurimap.app/ja/event/6dc7dd4a-ef54-4aa5-98c4-ce9a8e3877b9
画像:洞爺湖空撮, CC BY 4.0, 洞爺湖町, via Wikimedia Commons