京都・青もみじの季節:仁和寺ライトアップと初夏の古刹めぐり(2026年5月下旬〜6月)

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2026年4月27日

京都の紅葉といえば、秋の真っ赤な錦を思い浮かべる人が多いでしょう。でも京都には、もうひとつの「もみじの季節」があります。それが青もみじ——5月下旬から6月にかけて、古刹の境内を翡翠色に染め上げる新緑のカーテンです。2026年は特別な催しも。仁和寺の青もみじライトアップが5月22日から6月28日まで開催されます。

仁和寺——世界遺産を緑の光が包む

仁和寺は右京区に位置するユネスコ世界遺産。遅咲きの「御室桜」で知られますが、桜が散った後の境内がまた格別です。五重塔へ続く参道沿いの楓が若葉を広げ、昼は木漏れ日のフィルターに、夜はライトアップで緑のヴェールに変わります。

2026年の青もみじライトアップでは、金堂・仁王門・五重塔が暖色の照明に照らされ、周囲の楓が幻想的な緑の天蓋を作り出します。秋のような混雑とは無縁の、静かな初夏の夜散歩。日没前に到着して、自然光から人工照明へと移り変わる瞬間を味わうのがおすすめです。

アクセス: 嵐電北野線「御室仁和寺」駅下車、徒歩3分。京都市バス26系統・59系統も利用可。

東福寺——新緑の通天橋

京都の青もみじ巡りに欠かせないのが東福寺。約2,000本の楓が植わる洗玉澗の渓谷は、秋には一面の紅に染まり大混雑しますが、5月下旬〜6月はまるで緑の海。人混みを気にせず、通天橋からゆっくりと眺められます。

橋の欄干から見下ろす渓谷の新緑は、京都で最も過小評価されている絶景のひとつ。隣接する開山堂庭園の市松模様の苔と石も、若葉に囲まれるとまた違った表情を見せます。

アクセス: JR・京阪「東福寺」駅下車、徒歩約10分。

永観堂禅林寺——苔と水と楓

東山エリアの秋の名所・永観堂も、青もみじの季節は別世界。多宝塔が緑の楓越しに池の水面に映る光景は、静寂そのもの。梅雨入り前の湿った空気が苔の小径を最も美しくする時期でもあります。

南禅寺と水路閣

永観堂のすぐ南、南禅寺の巨大な三門から京都の街を見渡せます。隣接する煉瓦造りの水路閣——琵琶湖の水を京都に引く明治時代の建造物——は、緑の楓と木漏れ日に囲まれると、まるで異世界。無料で歩くことができ、西洋建築と日本庭園が交差するフォトジェニックな空間です。

青もみじ散策のポイント

  • ベストシーズン: 5月下旬〜6月中旬。梅雨入り前が最も瑞々しいですが、小雨の中の青もみじも風情があります。
  • 時間帯: 写真撮影は午前中がベスト。仁和寺ライトアップは18時頃に到着すると、夕暮れから夜への変化を楽しめます。
  • 組み合わせ: 初夏は花菖蒲の季節でもあります。平安神宮神苑の菖蒲は6月上旬が見頃。
  • 服装: 5月下旬の京都は20〜27℃。軽装でOKですが、にわか雨に備えて折り畳み傘を。

青もみじという選択

桜の春、紅葉の秋——日本の「花暦」は世界的に有名です。でも青もみじは、その間にひっそりと訪れる第三幕。京都の名刹が、秋とはまったく違う表情を見せてくれます。光はやわらかく、空気は土と緑の匂い。苔むした池に映る木々を、誰にも邪魔されずにカメラに収められる。桜も紅葉も経験した旅行者が、青もみじで京都に戻ってくる——それは、この街を本当に知り始めた証です。

Image: 仁和寺(京都), CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

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