シティポップのプレイリストを聴きながら、その楽曲に寄り添うビジュアル——南国の椰子、白い空、海沿いの道を走るスポーツカー、夕暮れのルーフトッププール——の多くが一人のイラストレーターの手によるものだと知ったとき、その名前は永井博です。
永井博は1980年代の日本シティポップの視覚言語を形づくり、山下達郎や大貫妙子などのアルバムジャケットを手がけました。それから数十年、シティポップのリバイバルを経て彼の作品は世界中で再発見され、ある種の「日本の夏と豊かさの美学」を象徴するイメージとして広くシェアされています。
TRAVELLING NORTH について
最新展覧会「TRAVELLING NORTH」は5月1日〜17日、渋谷ヒカリエ8Fの「Bunkamura Gallery 8/」にて開催。タイトルが示すように、今回の作品群は彼の代名詞であるトロピカルな青とオレンジのパレットから離れ、より北方的な、涼しく静かな風景へと向かいます。北海道の雪原か、白樺が続く湖畔か——それとも同じ想像上の世界の別の季節か。数十年かけて磨き上げてきた輝く視野の新たな側面が明かされる展覧会です。
会場について
Bunkamura Gallery 8/は渋谷駅東口に直結する渋谷ヒカリエの8階に位置します。小ぢんまりとしたギャラリー空間がイラストレーションの展示に最適で、永井博の作品を間近で鑑賞できます。Bunkamura Galleryの展覧会は通常入場無料ですが、詳細は公式情報をご確認ください。
アクセス
渋谷ヒカリエはJR山手線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線・東急東横線・田園都市線など各線の渋谷駅に直結。地上1Fまたは駅直結のB3Fからエレベーターで8Fへ。
訪問のヒント
- 会期はわずか17日間。ゴールデンウィーク中の週末は混雑が予想されるため、5月中旬の平日がおすすめです。
- 原画やプリントが購入できる場合が多いため、お目当ての作品は会期早めの訪問を。
- ヒカリエの低層フロアには充実したカフェ・レストランが揃い、アート観賞前後の休憩に便利です。
シティポップのビジュアルに魅了された人にも、光と色の使い方に感動を求めている人にも、「TRAVELLING NORTH」は見逃せない展覧会です。
イベント: https://matsurimap.app/ja/event/d4f00e62-0105-4849-bd23-5a219f6042d7 | 場所: https://matsurimap.app/ja/place/place-bunkamura-001
Image: 渋谷文化総合センター大和田, CC BY-SA 3.0, Momotarou2012, via Wikimedia Commons