東京の音楽フェスが「巨大な群衆、スタジアムサウンド、止まらないエネルギー」に寄りがちだとすれば、GREENROOM FESTIVALはその対極にある。5月23・24日、横浜の赤レンガ倉庫で開催されるこのフェスは、ライブミュージック、サーフカルチャー、アート、映画を包み込む2日間のウォーターフロント・ギャザリング。コンサートというよりビーチパーティーに近い空気感で、リラックスした客層、おしゃれな雰囲気、そして港からの風がギターの音色を運んでくる。
2005年に日本初のサーフ×海洋カルチャー専門フェスとして誕生し、21年を経た今、国内で最も個性的な音楽フェスのひとつに成長した。最大規模でもなければ最も騒がしくもないが、おそらく最もクールだ。ラインナップはレゲエ、ロック、インディー、ハワイアン、J-POPと幅広く、チャート順位よりも海辺のライフスタイルとの親和性でアーティストが選ばれる。
GREENROOMが特別な理由
会場: 赤レンガ倉庫は日本で最も雰囲気のあるイベントスペースのひとつ。明治時代の倉庫2棟が横浜の港に面して建ち、ベイブリッジやみなとみらいのスカイラインを望む広場に囲まれている。屋外に複数のステージが設置され、倉庫内ではアート展示や映画上映が行われる。
サーフフィルム・フェスティバル: 倉庫内ではキュレーションされたサーフ×海洋ドキュメンタリーが上映される。単なる波の映像ではなく、海洋保全、サーフィンコミュニティ、人と海の関係を描いた作品だ。
アート&マーケット: 海をテーマにした国内外のアーティスト作品が会場全体に展示される。マーケットエリアにはサーフブランド、インディペンデントなアパレル、ハンドメイドジュエリー、こだわりのフードが並び、フェスの物販というよりも海辺のセレクトショップを巡るような感覚。
フード: 一般的なフェス飯の水準を超えている。横浜のフードシーンが反映され、クラフトビール、ポケボウル、タコス、かき氷、地元の名物料理が揃う。
実用情報
チケット:
- 1日券と2日通し券あり
- 1日あたり約8,000〜12,000円が目安
- 2日通し券は割引あり
- 公式サイトまたは主要チケットプラットフォームで事前購入を
アクセス:
- 東京から: JR根岸線または横浜みなとみらい線で馬車道駅・日本大通り駅(渋谷から約40分)。赤レンガ倉庫まで徒歩6分。
- 横浜駅から: みなとみらい線で馬車道駅(5分)、またはウォーターフロントの遊歩道を散歩がてら約20分。
タイミング:
- 開場は11:00頃
- 音楽は通常20:00〜21:00まで
- メインアクト前に映画やアートを楽しむなら早めの来場を
ヒント:
- ドレスコードはカジュアル×ビーチ。日焼け止めとサングラスは必須
- ステージ間は開放的な平地で、港のへりに座って仲間と過ごすのに最適
- フェス後は徒歩10分の横浜中華街でディナーを
- 宿泊するなら、みなとみらいや元町エリアにさまざまな価格帯のホテルが揃っている
横浜の週末
GREENROOMは横浜で週末を過ごす絶好の口実だ。フェスと合わせて山下公園の散策、カップヌードルミュージアム、港クルーズ、中華街のディナーを楽しもう。横浜は東京とはまったく違うリズムを持っている——より開放的で、より海に近く、よりリラックスしている。GREENROOMはそのスピリットを見事に体現している。
音楽は好きだけどフェスの商業主義に疲れた人へ。GREENROOM FESTIVALは、素晴らしいライブ、美しい景色、美味しい食事、そして自分の考えが聞こえる静けさを両立できる証拠だ。
Image: Yokohama Red Brick Warehouse, CC BY-SA 3.0, by Kakidai, via Wikimedia Commons