両国国技館に足を踏み入れた瞬間、力士の体がぶつかる鈍い音、張り手の鋭い響き、満場の観客が息を呑む静寂と爆発する歓声——何百年もの伝統が息づく空間での大相撲観戦は、日本のスポーツ体験として唯一無二のものです。大相撲五月場所(夏場所)は2026年5月10日から24日まで、東京・両国国技館で開催されます。
五月場所の魅力
大相撲は年6場所(東京3回、大阪・名古屋・福岡各1回)開催されます。5月の夏場所は今年2回目の東京開催で、気候も良く、力士たちが年間のリズムを掴んだ充実の取組が期待できます。
チケットの取り方
チケットは場所の約1ヶ月前から、日本相撲協会公式サイトとコンビニ(ローソン、セブンイレブン)で発売されます。
- 溜席(たまりせき): 土俵に最も近い座布団席。約14,800円。発売直後に完売必至。
- マス席: 1〜4人用の仕切り座敷席。1階・2階にあり、小テーブルで飲食しながら観戦できる定番スタイル。1人約9,500〜11,700円。
- イス席: 2階のスタンド席。3,800〜8,500円と手頃ながら、見晴らしは良好。
- 当日券: 毎朝8時頃から国技館窓口で販売。平日は6時半、土日は早朝から並ぶのがおすすめ。
国技館での1日の過ごし方
開場は朝8時。メインの幕内の取組は15時頃から始まりますが、朝から行けば1日まるごと楽しめます。
- 午前(8:00〜10:00): 序ノ口・序二段の取組。館内はガラガラで、良い席に座って間近で見られることも。若手力士の真剣勝負には独特の緊張感があります。
- 昼(10:00〜14:00): 十両の取組が始まり、客席も徐々に埋まります。この時間帯に地下の食堂で名物「ちゃんこ鍋」をぜひ。具だくさんの1杯がわずか300〜400円。
- 午後(14:30〜18:00): 幕内の取組が始まると館内は最高潮に。15時40分頃の横綱土俵入りは神道の儀式として見ごたえ十分。17時頃から結びの一番に向けて興奮は頂点に達します。
初めての方へ — 観戦マナー
- 席での飲食OK(ビールや日本酒も可)。日本で最もリラックスしたスポーツ観戦です。
- 横綱が負けると座布団が飛ぶのは名物(公式には禁止ですが…)。飛んできたら投げずに避けましょう。
- 写真撮影OK、フラッシュと三脚はNG。
- ドレスコードなし。浴衣で来る方もいますが、普段着で大丈夫。
両国周辺を歩く
国技館のある両国は「相撲の町」。徒歩圏内に:
- ちゃんこ鍋店: 元力士が営む店が多数。ちゃんこ巴潟、ちゃんこ川崎が人気。
- 相撲博物館: 国技館内(場所中は入場無料)。番付表や化粧廻しなどを展示。
- 江戸東京博物館: 国技館のすぐ隣。江戸から現代までの東京の歴史を辿れます(2026年の開館状況を確認ください)。
- 力士ウォッチング: 朝は浴衣に下駄姿の力士が国技館へ向かう姿を見かけることも。
実用情報
- 日程: 2026年5月10日〜24日(15日間連続、休場日なし)
- 会場: 両国国技館(東京都墨田区横網1-3-28)
- アクセス: JR両国駅西口から徒歩1分。都営大江戸線両国駅A1出口から徒歩5分。
- スケジュール: 開場8:00、幕内の取組は約15:00〜18:00。
- チケット: sumo.or.jp
おすすめポイント
- 平日は土日より格段にチケットが取りやすく、千秋楽(5月24日)前後は優勝争いで熱気が最高潮。
- 2階席なら双眼鏡を持参すると、力士の表情まで楽しめます。
- 国技館限定の相撲グッズ(手ぬぐい、記念焼鳥箱など)はここでしか買えません。
- 清澄庭園や深川不動堂と組み合わせた午前散策もおすすめ。
Image: Ryogoku Kokugikan sumo hall, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons