約4年にわたる沈黙の時を経て、東京が最も愛する歴史博物館が帰ってきた。2022年4月の休館から丸4年、両国の江戸東京博物館は2026年3月31日にリニューアルオープンを果たした。今年の夏、隅田川を渡ってこの博物館を訪れるべき理由が、確実にある。
生まれ変わった常設展
菊竹清訓が設計した巨大な高床式の建築——両国の街路の上に宇宙船のように浮かぶコンクリートの塊——は、開館から約30年の風雪と地震、そして数千万人の来館者を経て、大規模な改修が必要だった。OMAで知られる建築家・重松象平の監修のもと、耐震補強から展示技術まで全面的にアップグレードされたが、ブルータリズムの風格はそのまま残されている。
最も劇的な変化は、常設展示室に足を踏み入れた瞬間に気づく。巨大スクリーンが頭上に江戸と東京の空を再現している——日本橋に昇る朝日、夏祭り前の雷雲、真夜中の新宿のネオン。おなじみの実物大・日本橋の復元は健在だが、その先の江戸の町並みは拡張された。朝顔売りや天ぷら屋台が新たに加わり、朝野新聞社ビルは服部時計店に生まれ変わった。明治の近代化の音が、江戸の町に響き始めている。
特別展「洋館——明治の夢と挑戦」
この夏の常設展と並んで見逃せないのが、特別展「洋館:明治の夢と挑戦」だ。1860年代に開国した日本が、いかに西洋建築の伝統を吸収し、適応し、最終的に再発明していったかを辿る展覧会である。
物語は鹿鳴館から始まる。1883年にイギリス人建築家ジョサイア・コンドルが設計したヨーロッパ風の社交場で、イブニングドレス姿の日本の外交官たちが外国の要人を招いて舞踏会を催した場所だ。展示では原設計図、建設時の写真、精密な模型を通じて、鹿鳴館のような建物がいかに「国家の野心の劇場」となったかを示している。西洋の石造り、煉瓦積み、鉄骨構造を初めて学んだ日本の大工たちの奮闘も描かれる。
後半では、明治後期の驚くべきハイブリッド建築——西洋のファサードの裏に日本的な空間感覚を隠した建物、コリント式円柱の後ろに畳の間が広がる邸宅、伝統的な仕口・継手の技術で鉄骨フレームを組み上げた構造物——が紹介される。展覧会の核心は、現存しない3つの明治邸宅の内部空間を、残存する断片、壁紙のサンプル、当時の家具を使って再現した圧巻のインスタレーションだ。
この展覧会が優れているのは、矛盾への正直さだ。明治の「西洋化」は単なる模倣ではなかった。それは野心とアイデンティティの間の、創造的で、時に混沌とした交渉だった。日本の湿度に耐えられなかったヨーロッパ式温室、最初の地震でひび割れた石造りの別荘など、失敗の展示は成功の展示と同じくらい興味深い。
博物館の外へ:両国と隅田川
江戸東京博物館は両国の中心に位置する。一歩外に出ればそこは相撲の聖地だ。両国国技館は文字通り隣にあり、本場所の時期でなくても、周囲にはちゃんこ鍋の店が立ち並ぶ。元力士が営む店で、夏の夕暮れに湯気の立つちゃんこを注文するのは、東京で最も満足度の高い体験のひとつだ。
隅田川沿いを南へ歩けば、旧安田庭園——多くの観光客が素通りしてしまう、壁に囲まれた美しい江戸時代の回遊式庭園——がある。両国橋を徒歩で渡れば、対岸に東京スカイツリーが夏の薄暮にそのシルエットを浮かび上がらせる。
明治建築への好奇心がさらに高まったなら、電車で約40分西の小金井公園にある江戸東京たてもの園への日帰りも検討したい。銅板葺きの文具店から前川國男の近代建築まで、実物の明治・大正・昭和の建物の中を歩くことができる——スタジオジブリの世界に迷い込んだような体験だ(実際、宮崎駿は『千と千尋の神隠し』のためにこれらの建物を参考にした)。
実用情報
- アクセス: JR総武線 両国駅(西口から徒歩3分)、または都営大江戸線 両国駅(A4出口)
- 開館時間: 9:30〜17:30(最終入館17:00)。月曜休館(祝日の場合は翌日)
- 料金: 常設展 大人600円。特別展は別料金。セット券がおすすめ
- コツ: 開館直後の9:30に到着すれば、日本橋の復元模型や江戸の街並みをほぼ独り占めできる。7階のカフェからは墨田区の景色を眺めながらランチを楽しめる。リニューアル後、英語音声ガイドも大幅に改善された
江戸東京博物館の復活は、単なるリニューアルを超えている。それは、東京という都市が自らの歴史といかに向き合ってきたかを映す鏡だ。地震の多い土地に洋館を建てた明治の建築家たちがしていたこと——大胆に借用し、絶え間なく適応し、他のどこにもないものを生み出すこと——は、東京が今もなお続けていることそのものだ。
Image: 江戸東京博物館外観, CC0 1.0, Marco Almbauer撮影, Wikimedia Commons