東京のつつじシーズン:塩船観音寺・根津神社・おすすめスポット(2026年4月〜5月)

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2026年3月25日

4月上旬、最後の桜の花びらが舞い落ちると、多くの旅行者は日本の花のシーズンが終わったと思いがちです。しかし、それは大きな間違いです。桜のフィナーレからわずか数日で、東京周辺の丘陵地帯、神社の境内、寺院の庭園に、もうひとつの壮大な花が咲き誇ります——つつじです。

4月中旬から5月下旬にかけて、つつじは何気ない風景を深紅、マゼンタ、コーラル、白の色彩の饗宴へと変えます。桜と違い、つつじは数週間にわたって波のように咲くため、旅行の計画が立てやすいのが魅力です。ここでは、この知られざる花のシーズンを体験できるベストスポットをご紹介します。

塩船観音寺:2万本のつつじが作る天然の円形劇場

この春、つつじスポットをひとつだけ訪れるなら、東京都青梅市の塩船観音寺(しおふねかんのんじ)をおすすめします。7世紀に創建されたこの真言宗の寺院は、自然のすり鉢状の谷間に位置し、周囲の丘陵には20種類、約2万本のつつじが植えられています。例年4月下旬から5月上旬に一斉に咲くと、寺院の古い堂宇を取り囲む360度の色彩の円形劇場のような絶景が広がります。

つつじまつり2026年4月8日〜5月5日に開催されます。この期間中は入場料300円が必要です(それ以外の時期は無料)。見頃は通常4月最終週で、丘陵の遊歩道はカメラマンの楽園になります。

アクセス: JR中央線で青梅駅下車、塩船観音寺行きバスで約10分。まつり期間中の土日は臨時バスが運行されます。

おすすめポイント:

  • 週末は午前9時までに到着するのがおすすめ
  • 丘の上の展望台からのパノラマビューが最高
  • お弁当を持参して、入口付近の芝生エリアでピクニックも◎
  • 近くの青梅・昭和レトロ映画看板通りと合わせて楽しめます

根津神社:下町東京のつつじの名所

東京都文京区の根津神社は、東京で最も有名なつつじスポットといっても過言ではありません。毎年春に開催されるつつじまつりには、江戸時代から伝わる希少品種を含む約100品種、3,000株のつつじを目当てに、数十万人の来場者が訪れます。

神社の境内にはつつじ苑と呼ばれる斜面の庭園があり、ピンク、赤、白、さらには複色のつつじが層を成して咲き誇ります。朱色の鳥居のトンネルと300年の歴史を持つ社殿が、自然と伝統建築が融合したフォトジェニックな背景を作り出します。

祭りの開催期間は例年4月中旬〜5月上旬。つつじ苑の入場料は約200円です。

アクセス: 東京メトロ千代田線・根津駅または南北線・東大前駅から徒歩5分。

おすすめポイント:

  • 平日の午前中が圧倒的に空いています
  • 周辺の谷根千エリア(谷中・根津・千駄木)は細い路地、古い寺院、個性的なカフェが点在し、半日散策にぴったり
  • 祭り期間中は参道に屋台が並びます

つつじが岡公園(館林市、群馬県):100万本のつつじ

東京近郊まで足を延ばせるなら、群馬県館林市のつつじが岡公園は「日本一のつつじの名所」と称されています。50種類以上、1万株を超える、計100万本以上のつつじが植えられており、樹齢800年を超える古木もあります。その捻じれた幹は、それ自体が芸術作品のようです。

毎年のつつじまつりは4月中旬〜5月中旬に開催されます。見頃には、公園の丘全体が色の壁と化し、濃い紫からシェルピンクまでのグラデーションが広がります。

アクセス: 浅草から東武伊勢崎線で館林駅まで約80分、そこからタクシーまたはバスですぐ。

新宿御苑:都心のビル群とつつじの競演

都心を離れなくても、素敵なつつじ体験ができます。新宿御苑は桜で有名ですが、4月下旬から5月にかけてのつつじシーズンも同様に素晴らしく、しかも桜の時期よりはるかに空いています。つつじの群生が日本庭園やイギリス風景式庭園を彩り、新宿の高層ビル群とのシュールなコントラストを生み出します。

入場料: 大人500円。月曜休園(月曜が祝日の場合は翌日)。

おすすめポイント:

  • 台湾閣周辺と日本庭園エリアのつつじが特に見事
  • 4月中旬にはまだ見られる八重桜との競演も楽しめます

西山公園(鯖江市、福井県):つつじの海

さらに遠方ですが、福井県鯖江市の西山公園は約5万本のつつじで知られています。5月上旬〜中旬の見頃には、山肌全体が鮮やかなピンク赤に染まり、北陸地方を代表する春の絶景となります。

つつじシーズンの魅力とは?

桜と違い、つつじは一斉に散ることがありません。品種ごとに開花時期がずれるため、シーズンは4〜6週間にわたります。早咲きの品種(霧島つつじ)は4月中旬に開花し、遅咲き(平戸つつじやさつき)は5月下旬から6月まで楽しめます。

この長い花期のおかげで、桜のように開花予報にヤキモキする必要がありません。数週間前から旅行を計画しても、どこかで美しいつつじに出会える確率が非常に高いのです。

つつじには文化的な意味もあります。江戸時代、希少なつつじの品種を育てることは武士や商人の間で大流行しました。五代将軍・徳川綱吉は著名なつつじ愛好家として知られ、徳川家ゆかりの根津神社に素晴らしいコレクションが残されているのはそのためです。

つつじ旅の計画ガイド

ベストタイミング: 東京近郊のスポットは4月下旬〜5月上旬。標高の高い場所や北部は5月中旬〜下旬。

服装: 多くのつつじ園は丘陵の散策路があるため、歩きやすい靴は必須。4月は晴天と涼しい雨が交互に来るので、薄手の上着があると安心です。

他のイベントと組み合わせ: つつじシーズンは藤の花シーズンネモフィラ富士芝桜まつりと重なります。ゴールデンウィークの旅行で複数の花を楽しむことも可能です。

撮影のコツ: 曇りの日の方が、つつじの鮮やかなピンクや赤がより映えます。強い日差しの下では色が飛んでしまいがち。早朝や夕方の光が理想的です。

日本の花のシーズンは桜で終わりではありません。つつじが待っています——その美しさは桜に決して劣りません。


画像:塩船観音寺(東京都青梅市)CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons より

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